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Unlimited【ダンまち】

第74章 融和





弟「でも父親の罪まで背負う必要ないと思う」
ケイト「だって繰り返したくないもん、あんなんやだもん、人にあんな想いさせたくないいい!させたくないもんやだよおおおお!」号泣ぶわぁっ!!←涙腺爆発

兄「優し過ぎるわ;」じと目
フィン「そこなんだ;」瞑目頷
弟「まったく;」頷
ケイト「びいいいいいい;」号泣

それに私を宥める為に頭を撫でて寄り添うフィン…

その横で、兄弟2人は…


兄(人は、なんの為に生きているか

無駄にさせない為
なんだろうな)微笑

弟「?なに笑ってんの?」
兄「いや、大事なこと学べた」
弟「え!?何々?教えてよ!」
兄「教えてやんねー!」
弟「えー!!」
兄「自分で掴み取れ!!」義手の右腕を振り上げてグーを握り締める

そんなやり取りを交わしていた…


そして、弟の結論は…


弟「どんなに辛くても前に進むしかない

仕方ないで済ませたらダメなんだ
ちゃんと背負わなきゃ、無駄にしかならない

人の傷は―決してなくならない、増えるだけになってしまう


だから―変えなきゃいけないんだ

無駄にさせない為にも
それは――なかったことになんかは、ならないから!


失敗から学ばない
失敗と認めない
成功からも学ぼうとしない

だから、成長なんか出来る訳ないよ

そんなんじゃ、なんにもならない」


ケイト「そっか…


傷を、無駄にする
自らのものも、人へ与えたものも、全てを無駄にする

だから、どうにもならない
こたえない限り、考えない限り、「無駄にならないように」なんてのは不可能だ

だから癌の要素は誰にだってある、誰しもが、等しく、平等に


癌の魂だから、じゃなくて
自分から癌になる道を選んで取った

逆なんだ、順番が


その人の末路が、それ(癌)だというだけだった

その人の道筋が、傲慢だった

相手も、誰もが、同じ人間で、ちっぽけで、弱くて、間違う
それを忘れて、自分の理想だけ強要して、寄り添わないで、間違いと認めない

それを、沢山の人に支持させて、助長し合ってしまうから
かえりみないで、暴走して、被害者ぶるだけで、自分本位な見方しか出来ない…

人の傷を軽視して、
暴走を止めようとする人を、悪としか見ないから

だから、止めようがない、止まりようがない

なるべくしてなった
どうしようもない魂で、道で、在り方なんだ」


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