第73章 キルアの冒険
水は熱せられて水蒸気となった場合、体積が約1700倍にもなる。
その為、多量の水と高温の熱源が接触した場合、水の瞬間的な蒸発による体積の増大が起こり、それが爆発となる。
この爆発を『水蒸気爆発』と呼ぶ。
それと同じ原理で、水を通り越して氷になる絶対零度まで冷やされた水蒸気を、一瞬かつ急激に熱することで爆発的な膨張が起こり、『大爆発』を引き起こすことが可能となる。
その大爆発を、『絶対零度水蒸気』と『過加熱水蒸気』で代替して行っている。←3637ページ参照
よって、主に防御か爆発用として『過加熱水蒸気』、水の最も自然な在り方として『絶対零度水蒸気』を使用している。
更に言うと…
原初の魂(属性元である神の先祖返りの魂)である分、
その属性の扱いにおいて、右に出るものはいないと言える。
今の所、はっきりしているのは…僕とケイトか…
念の為、はっきりしている所を教えて欲しいと訴えた。
ちょうど神速を更に体内の至る所全て強化しようとしているようにも見えた。
完成の糸口はすぐそこかな…;(たらーり)
僕も必殺技をぶつけるまでの手を考えなければ…
キルア「ああ、教えてなかったっけ?
始祖神、ケイト
滅神、フィン
邪神、ノアール
清浄神、ブランシェ
廃棄神、アスフィ
世界神、リヴェリア
調停神、ガレス
時空神、フィアナ」
ケイト「神や精霊が原初の魂!?
あ、そっか…魂が宿ってるんだよね、種族が違うだけで。
確かに言われてみりゃ特徴と重なってる所結構あるけど…」ぶつぶつ(思考中)←3637ページ参照
キルア「そりゃそーだろ」
フィン「なるほどね…
で?
君がここに来た目的は、それだけじゃないはずだ…
…………
一つ、聞きたい…
本来の世界…
ベル・クラネルがいて、異端児の為に戦った世界は…どうした?」
キルア「ああ、あれね。
全部殺した」
フィン「!」瞠目
キルア「滅神が。
自分の手で、直々に。
俺にはまだ早いって、やらせてもらえなかったよ」肩すくめ瞑目お手上げ
ケイト「あー…あの世界ね、原作として書かれた方のあれ」
フィン「…君は…こうなることを見抜いた上で、ドンを受け入れる風潮を作っていたのか?」
ケイト「いいや…当時は全然気付かなかったよ。
だって…放っておけなかった…
まさかこうなるとは思わなかったし」
