第73章 キルアの冒険
フィン「質問で返すようで悪いのだけれど、そこを言ったら炎の弱点は水だろう?」
ケイト「う~ん;」腕組み頭捻る
キルア「おっもしれー!♪
魂の色と属性でこんなに組み合わせ無限大かよ!(キラキラ)
おーし!←自身の左掌へ右拳を叩き付ける
俺も必殺技!『奥義』を身に付けてケイトへ…ぐふふ」にまにま
テロップ『何考えてんだか…;』
ケイトに至っては…全てを無情に氷で溺れさせ凍て尽くす『氷雪の貴公子』。
まず体内の魔力で体外にある魔素(誰しもに主導権は無くただ大気中に浮遊している、魔法の源となるエネルギー粒子)を強化し魔力へ昇華、強化されたことで主導権を得た体外の魔力で体内の魔力を強化し、再び体外の魔力を、といった無限ループで互いに増幅し合い、強化し合い、爆発的に高め合い、理を超える以上の密度のそれで自身と装備を強化しつつ、極限まで圧縮して爆発的に解き放つ奥義『グラン・バースト』←3054ページ参照
その奥義たる魔力で周囲の水蒸気を強化し、それに伴い、触れるまでもなく、その水蒸気は触れたもの、吸い込んだもの全てを凍て付かせ、近付くことも出来ず、周囲の空間ごと全て凍り付かせる技『アブソリュート・ゼロ(絶対零度)』
吸い込まず、触れずにいたものでさえ、『水蒸気同士で強化し合った力の余剰分』で相手の体内の水分をも強化し、問答無用で凍らせ無力化する絶技『スノーフォレスト(雪の森)』←ケイトに触れても同様に一瞬で凍らせる
いずれも、他への強化に秀でているからこそ実現可能な技だ。
神の魔力の光での発現により、誰も傷付けず、殺さず、何も壊すこと等なく、何もかもをも有無も言わさず理ごと強制的に戦闘不能にさせる。
その際、その魔力により強化された水蒸気は雪のように、キラキラと純白に発光し、光を反射し合い、それさえも増幅し合い、無限に強化し合い続けるといった事象を起こしており…神々しさが更に増すばかりで…
そのあまりにも神々しい光景に、ごくりと自ずと唾を飲み込むものばかりで…そう呼ばれるに値するものだった。
別の意味で、何もさせてもらえない。
まず初見では絶対かわせない…無論、僕もかわせなかった内の一人だ;
テロップ『止む無し;』淡々
スタント・ゼロの発動も間に合わず、無効化しようにも出来ず、歯がゆい想いをしたものだ…;(腕組みし瞑目したまま嘆くように天を仰ぐ)
