第72章 真相
怒りの要点
神様と主護霊様がどんな気持ちなのか考えたことあるの?
それに対しての神様や主護霊様の反応は、ありがとう、だった。
今もものすごいエネルギーが送られてる。神様と主護霊様だけでなく、ご先祖様や精霊様やお地蔵様まで多種多様に…
伝えて下さっている神様や主護霊様のことを想って、
その気持ちを考えて、その心に寄り添って、怒ってくれたことへの感謝だった。
堪忍袋の緒が切れたのか、珍しく完全にぶちギレていた。
こんなこと言うのも畏れ多いけど、心があるのは同じでしょ?
感情がない訳ではないでしょ?
私達は日々助けられている側の立場でしょ?
いつでも殺せるのに、生かしていただいている、学ばせてもらってる立場でしょ?
いつも助けてくれてるのに、これ以上?更に…?
そんなの、怒らない訳ないだろ!!
とまで激昂していた。
そんなに思わなくていいのよ、とまで返してくれているが…
その点だけは聞く耳持たず、
ずっと怒り心頭で、冷めやらない怒りを必死に押さえているようにも見えた。
あれでもかなり頑張って押さえたのだろう。
人の言葉や心にすら耳を傾けない人に、神様が直々に助言する訳ないし
ケイトの言う、全て目に見えて逃れられるなんて訳もない。
試練を約束してきてるのだから当然のことだ。
それを、神様と主護霊様を都合のいい、
全部伝えてくれて当然な相手と冒涜している。
そんな自覚もなく、わかって当然と思う。
だから、霊感がない。与えられない。
だからこそ…
ケイトが完全にぶちギレている。
額に青筋立てて、目くじらを立てるぐらいに…
わかっていても伝え『られ』ない、その苦悩や心境を慮って……
そして僕には…
「いつもありがとう」「巻き込んでごめんね」「悪いけど、また返事来た時はよろしくね」とまで言い出す始末…;(たらたら)
人としての格の違いを日々見せつけられている気分になる。本人にそのつもりはないのはわかり切ってるんだが;
全て素直に伝えられること、耳を傾けて寄り添えること、
特に、人の心に寄り添い己が事のように怒れることは素晴らしいことだと、神々から賞賛されていた。
悪い点は自分を蔑ろに犠牲にしてでも他を大事にしようとする点らしい。
どうせなら、人がされて怒るのではなく、自分のことで怒って欲しい。