第72章 真相
相手にしない、というのは…
関わったら最後、体よく利用されて終わるのが落ちだから。
落ちが見えているから…だ。
君は…人を大事にすることを、常に念頭に置いている。
だからこそ…無下には決して出来ない。
ならばこそ、この方法しかないんだ。
君を――守る為にも。
ケイト「人を大事にしないといけない、その本懐を見た気がする!」キラキラ
フィン「君もだよ?」じと目&半ば呆れ←釘をさす
ケイト「はーい」
フィン(全く…(苦笑)
変わらないな…^^(くすり)
まあ…だからこそ、惚れたのだけれど…
一生、抜け出せそうもない…
いや、抜け出したくもない。
大事な…愛おしい、何より欠けたくない人(繋がり)だ…)
そう、心から想った。
が、それは言わずとも伝わっているようで…
「私も、だよ?//」と、耳元で囁かれた。
フィン「くす)…ああ。ありがとう^^//」
本当に…本当に、大事な人…
君と出会えて、この時を迎えられて…本当に、よかった。
ティオナにも事情は伝わっていたようで…
ティオナ「おおー!
じゃあ自分を大事に出来るようになったんだ!!」キラキラ
ケイト「そこは…追々…今後、努力…頑張ります」視線逸らし&ひきつり笑み&たらたら
ティオナ「あっはっはっ^^
そこはやっぱりそうなんだー!」にやにや
ケイト「人間そう簡単に変われるかい!
変われるんならすぐ変わっとるわい!」むっすー
ティオナ「でも進歩進歩!
――愛そうと、出来たんでしょ?」ニコニコ
ケイト「まあ…(後ろ頭かく)
うん」小さく頷く
ティオナ「それだけでも、かなりの進歩だと思うよ?」
ケイト「でもまだまだ…;」
ティオナ「うーん…
じゃあさ!
粗末にしないようにすることから始めようよ!」
ケイト「粗末に…しない、ように、することを?」
ティオナ「うん!
まずはそれだけ!
それから増やしていこ!ね?^^」
ケイト「…(瞠目唖然)
ふっ
うん!^^」
笑い合う二人…
ティオナ「へへへっ!^^」心底嬉し気
ケイト「ありがとう、ティオナ^^」ぎゅっ
ティオナ「うん!^^」ぎゅむうううっ!
横取りされた気分になったのは仕方ないことだ。
うん。奪い返そう!(即断&睨視)
テロップ『目が嫉妬で血走っている!』真っ青