第72章 真相
ケイト「……
人の気持ちに立てている証拠、自信に変える」
フィン「ああ。注視すべきはそこだ」
ケイト「…私からすれば、そんな捉え方自体が、寝耳に水だったよ^^
礼は、私の方こそなんだ。
ありがとう」微笑&涙
フィン「くす)こちらこそ」微笑
それに頭を撫でると、思いもしないことを言われた。
ケイト「ごめん…やっぱり、ツナ「も」助けたい。
ツナの魂を助ける手立てを見つけて、過去の皆に伝える
フィン「ダメだろう、それは;」
テロップ『断言した!!』
ケイト「何で?」
フィン「ここはどうなるんだ?」
ケイト「助かるんならそれでよくない?」
フィン「よくない;
そもそもが神の狙いはだね?
どうあっても助けられない魂がある。その存在を教える為。
問題があるのが魂なので、どうにも仕様がない。
どう改心しようが、『魂そのもの』に問題があるから無理なんだ。
どうにも…世界を作るのをワザと見逃したのはその為らしい。
全天国行きなら、世界にいい影響を齎すから別段処分はされない。
だが、地獄落ちなら別なんだ…わかるだろう?」
ケイト「うん…」俯
フィン「駄々を捏ねないでくれ。
彼を助けることで得られるメリットよりも、『実害』が大き過ぎる。
飲み込んでくれ。
その消される立場に立てるのは十分、いい点ではあるのだけれど…」
ケイト「ううう;」
フィン「困ったね…;」
ケイト「頑張って…飲み込む;
流石に…もう、変えられないんだよね?」
フィン「ああ。その為に生み出された。
その為に…その世界が、あることとされた。
こちらまで巻き込まれて、あわや消滅の危機にまで立たされた。
君が、救おうとするばかりにね…」睨視&真剣
ケイト「ビクッ!)…;」硬直&身を震わせる
フィン「別に悪いことじゃない。
だが…君にとってのいい人が、必ずしも、他人にとっていい人とは限らない。
実際に受けた事柄、イメージ、風評…それらによって容易く変わる。
それまで君が傷付けられてきた。その類と同類であるにもかかわらず、助けようとしたのは…
少なからず、戦いたくないけど守りたいと立ち上がれる、そういった人に守られたいという願望、
その存在があることへの救い、幻想もあったんだろう。
だが彼は意図せぬ利己主義で、自分のことしか考えていなかった」