第71章 改革
結論上、向こうの方が莫大な利益(神技術、大いに発展)を得ている。
が、ケイトは気兼ねしないで欲しいから、敢えて自分の為でもあると言っているに過ぎない。
お心遣いが細かい!!
だが排他的で利己的な奴等には一切気付かれないばかりか、全て自分の為とまで言われる始末…;
腐敗問題、犯罪化に伴う防止政策が急務となる、といった旨も伝えておいた。念の為…
実際の所、学ぶにしても現場の方が得るものはあるにはあるが…
神技術の方が、神の力=理に直接働きかけるので問題防止も容易く出来るし利便性に富む。
軍事大使「君の利にはなってない気が…」
ケイト「いいえ、巡り巡って私どもも助かります。
生産性も国力も量も質も増えれば、こちらもあなた方も助かりましょう。
手の届く範囲が増えるというものです。
長き、良き付き合いを所望致します」起立&手を差し出し
軍事大使「こちらこそ、良き付き合いを」起立&手を差し出す
資産大使「良き付き合いを」起立&ケイトへ手を差し出す
ケイトと大使達が、握手を交わす中…
軍事大使「快く送れそうだ…
これまでは散々板挟みにされて苦労してきたわけだが…
お言葉に甘えさせていただく」
ケイト「こちらこそよろしくお願い致します。
実は…人を人とも思わん輩に幸せになって欲しくない。
大概その幸せは人の犠牲の上に成り立つものだから。
その在り方を犯罪とはしない。そこが問題なのかも?」
資産大使「したとしても、やるものはいるだろう。
楽を知れば、それを知らなかった頃の生活には戻り辛いものだ」
軍事大使「違いない」頷
ケイト「もう少しだけでも;
上辺だけでもまともなら…いや、裏であれこれされる方が後で困るか」
フィン「ともかく…生活困窮者に対する最低限補償も必要そうだ。
明日の余裕もない場合、希望も持てない、モチベーションも下がる、生産性も下がる、正確性も下がる。
『福利厚生の徹底配備』が性急に必要となる」
ケイト「うん。
神石には向いているもの全てを洗い出す適性診断もある。
専門性を持つにも、出来る範囲が大幅に増え、改善され、爆発的に発展するかと…
このままでしておいて、いいことなどない。
という売り文句で、反対意見をねじ伏せましょう」微笑
資産大使「うむ。それで行こう」
軍事大使「腕がなるな」にや