第71章 改革
早い話…
「この大使2人がクーデターを起こそうものなら私は全力で補佐します」と言ったようなものだ。
資産大使「安心しろ。何としてでも無血開城させてやるわ」
軍事大使「ああ。安心して任せろ」
ケイト「どない安心せいっちゅうねん!!!;」ビシッ!!
フィン「いやもう時既遅しと言うか…;
君の性格が問題なのかな?^^;」
ケイト「わーん!;;」半泣
フィン「こればっかりは仕方ない。
腐敗問題においての解決、不当にスラムへ追いやられた者達への救済措置、更にスラムでの生活困窮者に対する仕事紹介…
それらの延長線上かな?己の利にはならないと妨害されるのは目に見えているし」
資産大使「いずれにせよ解決せねばならんことだしな」
軍事大使「こちらの風土、風習もあるだろうから、各々の国の方針とやり方に任せる。
とまで言ってもらえた訳だからな。
違うからこその良さもある、生かしようもある、とも」←3420ページ参照
ケイト「確かに言ったけれども!;」
資産大使「さて…散々人を出汁にした分、どう使ってやろうか…」にやにや
軍事大使「楽しみですな…」にやにや
ケイト&テロップ『真っ黒!!;』ひいっ!
フィン(ンー…
こうなるのは目に見えていたと思うんだけどなあ…^^;)苦笑
例の理により、神国へ悪事を目論む者は記憶にも残らない…←3013,3014ページ参照
神国の結界が放つ効果だが…
神国や国民に害を齎す人間及び目論む人間は、我等が神国の存在を知ることもできず、聞いたとしても言葉として認知できず、記憶にも残らないようにする。
無論、この世界においてのみ。如何なる事態が起ころうとも、声がけがあろうともだ。
それは今も変わっていない…
ケイト「強制ではありません。
各々事情はあるでしょう?無理の無い範囲に留めてもらっています。
同盟国への神石配布。結界での逮捕、証拠集めはエージェントに。
こちらは技術を惜しみ無く提供する心積もりです。
強力な神剣や神石は所有者登録しないと使えないようになってますし、たとえテロの手に渡ろうとも逆に捕える緊急防衛機能、悪用防止が神具全てに組み込まれてあるので、大丈夫かと」
要点だけ掻い摘んで、ケイトが淡々と纏めた。
その時、資産大使が立ち上がり、同盟を結ぶに当たって特産品を差し出された。