第71章 改革
本当なら「重々気を付けるように」、と言いたかったそうだが…
強く言い過ぎれば今度は気を付けようとするあまり逆に心身に負担を自ら掛け続けてしまうという…
本末転倒な事態に陥るらしい;
それから後、動きは速かった…
同盟国に加わると言う、科学文明の大国2つが来たのだ。
ケイト「わざわざご足労いただきありがとうございます。
結界で試すような運びとなったこと、謝罪致します」深々お辞儀
フィン「…;
(やっぱり…王だった経験も相まってか、かなり凄い;
堂に入っている…;
しかも男の礼のまま;いや、そこは突っ込むまい;」
太った人「前置きはいい。さっさと始めてくれ」←資産に力を入れている大国
筋肉質「よろしく頼む」お辞儀←軍事に力を入れている大国
ケイト「はい。
お二方とも、よろしくお願い致します」ぺこり
まず第一に話したのは、『不可侵』。
ケイト「他国が同盟国に攻め入れば、全員で一丸となってことに当たります。
ただし、国内で切迫した事情にあるものは省きます。
内乱が起こった場合でも兵を貸しましょう。
神剣を持たせるのですが、『同盟国には』攻撃しません。
ですが「間者からの攻撃」を受ければ、例外として攻撃し気絶させます。
スパイを、所在から目的まで把握できます」
周りが抱く印象:そちらは把握できていますまい。
「「!」」
フィン「あ…;(これはまずい;」たらーり
ケイト「それは神石によるものでして、更には結界も張れます。
その結界は、麻薬やドラッグ等の運び人から商売人、貴国に害意を持つもの、将来敵になるものまで手広く侵入を拒絶できます。
関所を無くすことで、そちらに回していた人手を、別の所へ集中させることも可能となります」微笑
周りが抱く印象:そちらにとっても利のあること。
ケイト「スパイの把握も常に出来、更には繋がっているものまで洗い出せます。
殲滅には10秒もかかりますまい^^
洗い出しから事実確認、事後処理の方が時間はかかるでしょう」
淡々と、堂々と語るその態度は…
はからずしも、貴国には出来ていますまい?という喧嘩を売る態度になっていた。
太った人「喧嘩を売ってるのかね!」睨視&腕組
ケイト「?」首傾
フィン「…;
済まない;
介入させてもらってもよろしいだろうか?」挙手
「「許可しよう」」頷