第71章 改革
門外顧問もラルとバジル以外、ボンゴレ狩りにより全員死亡。未だ日本支部にいた。
同盟ファミリーは皆イタリアにいて日本に来れないように他マフィアがし、キャバッローネ以外は同盟ファミリーも含めて全てツナの敵に回っていた。
一般人の遺族も共に集まり、他マフィアから武器を貰って…
日本支部は風紀財団、恭弥、骸、ランボ、イーピンのみ除いてリボーンも皆殺された。
家光と奈々の死を知らされていないまま…
1万人もの数の利で、マーモンとフランの霧によって離脱者を0にし、京子もハルも消され、初代の因子を持つもの全てを殺された。悟られず…
ツナと初代はやり方を間違えた。
仕える部下へ、死ね、と言うに等しい、危機的状況下において守れなくなる命令を下し、
更に、命を危機に晒し、何人も死なせ、反逆を起こすな、反対するな、自分のせいではない、と言う。
それは人の命も、尊厳も、意志さえも、己以外の全てを否定し、拒絶するやり方だった。
傷、痛み、それらを無いものとされるのは、更に痛みを与え、傷を上塗りさせる。
人がいる限り…争いは無くならない。
力を平等にした所で同じ…
価値観を、心を、統一しない限り、無くなることはない。
そこをはき違え、振り回し、沢山死なせてしまった…
しかもその後…行動も伴わない言葉ばかりが返ってくる始末…
部下の名前も、例の成績上ダメダメだから覚えられなかった。
部下にとっては、別にその点はどうでもよかったそうなのだが…
問題だったのは、命を、個を、犠牲にし、心を痛めなかったことだった。
実際、問い合わせた部下に対し、反省の念が一切感じられない言葉が返されていた。
ツナ「確かに、失策だったかもしれない」
部下(は!?かもしれないじゃねえだろ!!こっち壊滅してんだよ!!!)
ツナ「でも、信じて欲しい。
もう9代目はいないから、10代目の俺がしっかりしないとって、取り仕切っていこうって思って」
部下(お前が殺したようなもんだろうが!!!)
本部壊滅のことを言っても、
「うん…聞いたよ。残念だったね」で終わりであり(日本支部の皆が無事だったのでどうでもよさそう)
「ミルフィオーレのせいだろうが!逆恨みしてんじゃねえ!!」と獄寺にまでも言われていた。
決起に至った理由は…10代目、口先だけ、反省せず。であった…