第71章 改革
ケイト「…(俯く)
その存在があることは知っている。
殺さなければ被害は0にならない存在を…
それはそれで、殺す外ないとは思っている」
ゴンッ!!!←ザンザスが拳銃のグリップの底で脳天を殴る
ケイト「いっ!!!!;」
ザンザス「…お前が、それを言うな。
いいな?」
ケイト「はっ!)!
うん…」
ザンザス「それ(汚れ役)は、俺に任せろ。
で…お前は変わらず、綺麗事を実践していろ。
身を持って、揺るがずにだ(真剣&ずいっ)←間近に迫り、双眸を覗き込む
上がぶれれば、下は困惑する。いいな?
お前はそこからぶれるな」
ケイト「はい!」真剣&頷
ザンザス「これからも…これまでもだ」
ケイト「うん…
でも…申し訳ない」
スクアーロ「知るか!
仕事に綺麗もきたねえもねえだろ!!」
ルッスーリア「私達が自分で選んだ道を侮辱するつもり?」
ケイト「違う…
お前達に押し付けるような形になっていることが……
その方面に力になれないことが、心苦しいんだ」
ぽんっ←スクアーロがケイトの頭の上に手を置く
スクアーロ「んなことで一々気に病むな」
ベルフェゴール「ししっ。余計な心配」にや
マーモン「何も思わずに当然面されて押し付けられ続けるよりはマシさ」ふっ
スクアーロ「いいか?
俺達が、自分で、選んだ、道だ!
こっちは俺に任せて、お前はお前のことに尽力しろ」
ケイト「うん!」
ザンザス「ふっ…
(悪くねえ)
ボスってのは、部下の上に立つもんだ。堂々として居ろ。
たとえそれが、踏み付けることであってもな」
ケイト「嫌だ」きっぱり
『!!』
ケイト「…さっきも言っただろ?
私は…その道が、嫌いなんだよ!
第一、第二の道しかないのなら、折衷案でも妥協案でも作る!」
レヴィ「じゃあ何の為の戦いだ?」
ケイト「そのやり方を徹す為だ!!」
『!』
ケイト「私は…自分の決定を、肯定させる為だけの道具なんてなりたくないし、
人に、ならせたくもないんだよ!
そんなことして、犠牲にして、手に入れる幸せが、幸せであってたまるか!
笑えるか!!
私が!私を…許せないんだよ!!
そんなことした私を!!!」
ごおっ!!
十字架は既に話し合いの為に渡し済み
だが、炎だけは全身から迸っていた。
脈動するように、血のように…脈打ちながら……