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Unlimited【ダンまち】

第66章 穢れ





された時に苦しかったから、その苦しみを知って欲しくない。
その痛む心は、人として生きていく上で欠かしてはいけない大事なものだ。

だからこそ…ケイトは幾度奴隷のように反抗も何も赦されないままされ続けても、何も仕返しをしなかった。
その人の心を考えて、される気持ちを考えて、踏み止まる道を歩み、今もなお業火という名の怨念に身を焼かれながら貫き続けている。


そんな傷付けてくる相手のこと等、合わせる必要もないと言うのに…一人という人間として向き合い踏み止まり続けている。

人間扱いしない相手に等、人間扱い等しなくていいのに…と僕は思う。



重ねて言うが神が求めるのは…

他人の傷に、痛み、寄り添い、癒し、力になろう、治したい、救いたい、助けたい。
相手を見、合わせ、そう心から願える優しさだ。

心からそう在ろうと思え、経験則に基づき他者を思い遣れる、想える人だからこそ宿る。


だからこそ…他人の傷に痛め力になろうと寄り添える人、理不尽で返さない人しか入れない。←2547ページ参照

国の基本理念は「他者の違いを受け入れ、その心を重んじる指針」とされている。



いじめとは…人生に対する『傷害』である。

方や自殺して当然、方やのうのうと人生が一切合切左右しないまま生きる。
いじめられっ子は、たとえ自殺せずに済んだとしてもPTSDや人間不信や対人恐怖症等の障害を抱え、人生が大きく左右させられるものが数多くいる。
いじめっ子は、先生の言う通りに謝りさえすれば終わり、謝罪一つで自殺でも何でも許されて当然。自分がしたことも忘れ平気な顔をして生きている。

差が大き過ぎることから…
「いじめは恥ずかしいという程度では無いし、その程度の認識では無くならない。
いじめはした時点で「無期懲役」、嵌めようとした奴も止めなかった周囲全ても同様に。何歳であろうが関係ない。
「無期限の国外追放」及び「虐めた相手との干渉不可」で、社会的に死んでもらう。
いじめっ子が周囲の人達とグルになってし続けたこと、それをされたいじめられっ子と全く同じ目に遭い続けてもらう。いじめを続けた期間中ずっとだ。
そういう意味合いでの長期に渡る拘束、空間内に閉じ込める無期懲役を執行する」ということになった。


それにより危機感を各々が持て、責任ある振る舞いを心掛けるようになり、互いが抑止力となる。


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