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Unlimited【ダンまち】

第66章 穢れ





ケイト「よっ。おめでとう!」
「ありがとうございます!」お辞儀

ケイト「育休、ちゃんと取れよ。有給にしておくから」
「ありがとうございます!!」お辞儀


が…

ケイト「うーん…」腕組

フィン「どうしたんだい?」

ケイト「いやー、有給にしようと思ったんだけど足りなくてさあ…

うーん……(後ろ頭かく)
よしっ!自腹で出すか!」さらり&微笑
『止めて下さい!!』

全力の猛反対を受け、


『俺達が自分で稼ぐんで!!有給分!!!』
テロップ『その日、社員達の心は一つとなった』

「仕事取ってきます!!」
「全力で消化します!!」
「ミスんなよ!!!」
『おおおおおおおおおおおおおおお!!!!!』

テロップ『士気高揚MAX』


ケイト「きょとん)………一体何があったの?あれ」指差す
『一番わからなきゃいけない人があああああ!!;』真っ青

フィン「あはは…^^;
(いつものこととは言え…少し気の毒だな;」苦笑

産休育休病欠=有休制度が実現できる程、会社の業績と資産が直角に跳ね上がっていった。



経営理念

『互いの為に――
ただし無理はしないこと』


振り分け専門部
各部署ごとに二人ずつあり、一人は全員の忙しさと余裕の序列付け、調整。もう一人は社員全体の適性検査と好みを把握、分類。それらに応じての振り分けである。


理由は…

ケイト「?本人のしたいことでないと意味ないだろ?
効率も精度も下がるし、やってる本人もストレス溜まるし、いいことなしじゃん」
とのこと。


「今回は合間にしてもらったけれど、今後はどうして欲しい?
ずっとにして欲しい?」

シン父「いえ、出来れば今回みたいのを普段の仕事の日と交互交互にお願いします。
まだ慣れてないので」

「うん、わかった。
調整して仕事とってくるね」

シン父「ありがとうございます!!(お辞儀)

………
(はっ!)あれ?尊重されてる!?」


そして…

ケイト「仕事が…来ない……

皆の環境より良くしてやる!覚悟しろおおお!!」涙目
ばっ!←走り出す

『………』ほっこり←温かい目

上司として、統率とか支配とかではなく信頼で強く結ばれている。


ケイト「やりたいからやってるだけだよ。
少しでも力になりたいからさ。

わざわざ来てくれてるんだし」

無関心ではないからこそできる芸当だ。


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