第65章 新たな冒険
フィン「何が起こっても、か」
ケイト「いずれにせよ…彼等の子孫がこの国に害を為すのはわかり切っている。
だからどう在っても入れない。どんなに努力しても無理。
なら…せめて……ダメ?」
フィン「君は本当に…(嘆息)
お人好しと言うか、人の気持ちを重んじ過ぎていると言うか…あんな人でなしにまで気を使って
ケイト「人でなしではないよ?!;
ただ元敵以外の仲間と家族と自分にしか視野がないだけ!」
フィン「それは知っているが、あんなのが居れば国が乱れる。
どんなに変わろうと、その根幹までは変わり得ない」
ケイト「難民のでも問題起こしたら国外追放にするから!;
行き場所がない人は働かないと死んじゃうから、その場所提供の為に作ったでしょ?ね?」合掌
フィン「神国は避難所じゃない;」瞑目&渋り顔&腕組
ケイト「乱れるのが実現する前に自動で外へ出させるようにするからあああ;」合掌&ぺこぺこ
アスフィ「新エリアを作った時に?;」
ノアール「作ってたみたいね難民キャンプ異空間;
コピー、貼り付けって感じで」
フィアナ「結界に弾かれる原因から『自らも含め子孫が国へ害を及ぼす未来』のみ省いたものですね」
フィン「そもそもがだ。
死ぬはずだった山本の命の恩人である今の白蘭に対して、未来での偏見を押し付けるばかりか、対面しても感謝の言葉も無く、自分の困った時だけ力を借りるだけ借りておいて、また努力せず力を貸してくれる仲間がいると思い込む他力本願な浅ましい輩だ。
重要視されているのが、ユニの死&未来での時間>山本の命。
知り合ってたった一日足らずの命や未来での時間の方が、大事な友の命を救ったそれよりも大事だと言わんがばかり。
コロネロの狙撃から助けてもらってもなお、何も無しに急に呼び出したかと思えば力を貸して欲しい、力は信用している。
自分の困った時だけ助けて欲しい。他には興味も関心もない。
悪人だと決め付けていることにも距離を取り続けてきたことにも何も無しのまま力を借りる図々しさだ。
それを失礼だとも思わないんだろう?そんなのに居座られては困る!」
ケイト「じゃあそれを何とか改善出来たら入れるようにだけさせてお願いいい!;」合掌
フィン「それ(礼儀知らず)だけかい?
難民の皆を被害者にさせる可能性が極めて高いのに?」じと目
ケイト「全部!;全部!!;」
