第63章 新たな来訪
ティオナ「無理に…全部、救おうとしないでね?
できることも、範囲も、皆違うんだから…合ったやり方も、皆違うし…
彼を天国行きにすること自体、ケイトにはできないことだったんだから。
無茶ぶり過ぎるよ、本当に!」ぶすーっ!←頬を膨らませる
ケイト「…本当にごめんなさい;」
左隣から私(アスフィ)、右隣からリュー、正面からティオナに抱き締められる中…
ケイトは何度も何度も頭を下げてきました。
今後の言動で示して欲しい、そう伝えたのは言うまでもありません。
ですが…癖というのはなかなか抜けないもの。
「三つ子の魂百まで」という言葉もあります。
現に彼だって改心できたのは無限大の内1つのみ。それ以外は全て改心失敗及び地獄落ち。
気を抜かず、しっかりと取り組んでいかなくては!(キラーン!)←目を光らせている
ケイト「それはそうとアスフィ…」
アスフィ「?何ですか?」
ケイト「有給とってね」じと目
アスフィ「………;」たらーり
さて…どう誤魔化しましょう(遠い目)←明後日の方向(上方向)を見やる
ケイト「アスフィ?アスフィー?」
その頃、お腹いっぱいになって眠っていたはずのアルとディが起きて…
「シンクロだー!」
「天才児が現れたぞー!」
アル「うー!♪」
ディ「きゃーい!><♪」
ケイト「こらー!;
青エリアで何してんの!;」どぼぉんっ!←飛び込み
「三人で綺麗にシンクロしてるぞ!;」
賑わいを増していく中、ケイトが叫んだ。
ケイト「アスフィ!有給をとれ!」
アスフィ「何言ってるんですか!こんな時に!;」
ケイト「もう十日も休んでないんだって?」にや&じと目
アスフィ「!;」ぎくうっ!&ぎょっ!
ケイト「五日間の有給を取るように役所に申請して審査してもらうのも手なんだけれど……
どうして欲しい?」キラン
アスフィ「一日、目一杯休みます;」瞑目&嘆息
こういう所ばかり頭を回すんですから…;
馬鹿//←内心嬉しいが複雑
テロップ『後日、休めなかった元凶のヘルメスへ八つ当たりしているアスフィの姿が見受けられたという…
休めない理由や、アスフィがいなければ回らない現状、それまでの形態の一新に向かって邁進していき
研究科への状況提供及び相談、研究科からの協力もあってアスフィもきちんと休めるようにまでなったそうだ』