第61章 新たなる発展
ケイト「害していいなんて思えない。
害しておいて、悪いとも思わず、謝罪も弁償も無しに、変わらず変えず、努力もせず、安穏と皆と笑うことなんて、幸せや楽しみを堪能することなんて出来ない…
だから私は…感情をぶちまけたり、迷惑も何もかもを顧みず暴れ回るのだけは嫌だ!
たとえ…それで、自分の全てが滅んだとしても――!!」ずあっ!!←闇が全身から溢れ出る
パカァン!!←4人から鉄拳が脳天へ下ろされる
ケイト「???;」目を丸くしている
フィン「そこじゃない;」
ケイト「へ?;」きょとん
フィン「ケイト、それは感情を抑圧し過ぎている。
だからいつか必ず爆発する。
いつだったか、小出しにするようにと教えただろう?
そのままではいつか感情に押し潰され心を破綻させ壊れてしまうと」
ケイト「あー…確か、あった気がする;」
フィン「迷惑をかけまいとすること、知りもしない人所か傷付けてくる人や敵にでさえも蔑ろにしまいとすることは、君の美点だと思っているよ?
だが――それとこれは別だ」
うんうん←ケイト以外の3人が頷く
ケイト「えっと…
つまり…できる限り細目に吐き出して、整理しろ?」
フィン「頷)ああ。
少なくとも、激情に発展して暴走する前にね。
事前に、それも軽く済んだ方がいいだろう?
そうでなければ君の爆発は途方もない威力となる」
ケイト「あー…確かに;
塵も積もれば山となるとも言うし…;」
フィン「君は君でいいんだ。
無理に押し殺す必要なんてない。
そう君は人に求める割に、自分には全然だね;」嘆息&瞑目&腕組
ケイト「えっと…長年の習慣?癖?;」苦笑
フィン「嘆息)だとしてもされる側の気持ちを考えてもみてくれ。
信頼されていないみたいで傷付く。
そればかりか…頼られていないことに自分が情けなくなる」
ケイト「いやいや!;そんなこと思わせる気ないから!!;」
フィン「本気でそう思うのなら…今後の言動で示してくれ。
ただでさえ始祖神の闇の件を今日聞かされたばかりなんだ。
もう少し…感情を、隠し事を…愚痴でも何でもいい。
きちんと吐き出して、はしゃぐなりなんなりして…もっと自由に、生きて欲しい」
ケイト「………………」瞠目&唖然
フィン「いいね?」
ケイト「………うん…ありがとう^^//」嬉し涙目
フィン「じゃ…僕は行くよ」
