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妖魔が巣くう街

第6章 本編の章 鹿島神社陥つ


参道と境内の掃除を終えたみかる達だが、望は夢の中と旅立っていった。
スヤスヤと寝息を立てる望が寝ていた。
「妖怪や妖魔達が、この町中に溢れ出したら巫女連合庁も責められる可能性があるからこのことを、棗様にもお知らせしておいた方が良いかもしれない。」
美琴がみかるに呟いた。
「そうね、それなら今から巫女連合に行ってくるわ。」
みかるが呟いた。
「ありがとう・・・でも、本当に気を付けてね。」
美琴がみかるに呟いた。
「けれど、本当に油断は出来ないわね。」
みかるが呟いた。
「私は、一刻も早く渡辺さんを一人前の巫女さんに育て上げないといけないけど、あまりにも時間が足りなすぎる。」
美琴が呟いた。
「なんとしても、この街を妖魔達から守らないとね。」
みかるが美琴に呟いた。
「うん、そうね・・」
美琴が呟いた。
「妖魔達と戦って勝つには、四性獣と契約を結ばないなければまず、妖魔達には勝てないと思うからこの事も棗様にもお伝えしておかないといけないから、この事もみかるさんにお願いしてもいいかしら?」
美琴がみかるに尋ねた。
「うん、任せておいて。」
みかるが呟いた。
「う、う~ん・・・」
夢の世界に旅立っていた望が現実の世界へと戻っていた。
「あ、おはよう。」
美琴が望に。
「ところで、お腹すかない?」
美琴が尋ねてきた。
「そうねえ、少し、お腹が空いたかも。」
望が美琴に。
「それじや、なにかおにぎりでも作ってくるわね。」
美琴が呟き、その足で台所へと足を運んだ。
「それはそうと、明日本当に学校へはいかないの?」
みかるが望に。
「うん、明後日の事があるし・・それに、学年登校日に提出しなくてはいけないプリントもやってないからね。」
頬を指で掻きながら望が呟いた。
「ふぅ~ん・・・それが、学校へ行かない理由なのね。」
ジト目でみかるが望を見つめていた。
「し、しょうがないじゃない・・家でのバイトが忙しすぎて課題のプリントなどやってる暇なんてなかったんだから。」
望が自己主張をした。
「そんなの、言い訳けにすぎないわよ。」
みかるが呟いた。
「そりゃ、そうだけど忙しいのは本当なんだからね。」
またしても、望が自己主張をした。
この後、望とみかるの珍問答舌戦が行われた。
「一体、なんの話をしてるの?」
おにぎりを皿に乗せたおぼんを持って美琴が姿を現した。

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