第6章 本編の章 鹿島神社陥つ
「小牧さん、古森さんが言った事は本当ばのですか?」
美玖が美琴に。
「「そのようなことはありませんけれど、巫女さんは穢れてはいけない乙女として清楚な色である白が一番良いんだけれど、これと言って規定はありませんよ。」
美琴が望に。
「ふう・・良かった。」
美玖がポツリと呟いた。
「ふーん・・そのような事を言いますか。」
望は、呟くや美琴の後ろに回り込むや美琴の袴を捲り上げた。
「きゃあ。」
美琴は、捲られた袴を降ろしては服の乱れを直した。
「ほほう・・・美琴は白か・・流石だねぇ・・・。」
ニヤ付きながら美琴を見て呟いた。
「もう・・」
美琴は、呟くや口を尖がらせた。
「渡辺さんが、ドラマの撮影の時に着る巫女服はこれになりますから撮影の時はこの姿でお願いします。」
美琴が美玖に。
リリリリリリ・・・・
美玖の携帯が鳴り響いた。
「ちょっと、ごめんなさい。」
美玖は呟くや、携帯を手に取った。
「誰からの電話?」
望が美玖に。
「マネージャーの赤西さんから。」
美玖が望に。
「はい、渡辺です。」
美玖がマネージャーの赤西に。
「はい、解りました。」
美玖は呟くや、携帯の電源を落とした。
「マネージャーは、なんて言って来たの?」
今度は、みかるが美玖に。
「そろそろ、事務所に戻り撮影の打ち合わせをすると。」
みかるの問いかけに美玖が答えた。
「そう、大変なのねアイドルって。」
みかるが呟いた。
この後、美玖は巫女服から普段着に着替えた。
「小牧さん、この巫女服の値段はどれくらいするのですか?」
美玖がみかるに。
「その服一着の値段は、短い白衣が8670円で長衣が13700円、羽織が9700円袴が23800円です。」美琴が美玖の問いかけに答えた。
「巫女服って、それぐらいするんだ。」
美玖が呟いた。
「小牧さん達も、ドラマの撮影に参加しては如何ですか?」
美玖が呟いた。
「それじゃ、私達全員もドラマに出演出来るって事?」
目を輝かせながら望が美玖に。
「はい、まだ参加で来るかどうかはわかりませんが。」
美玖が望に。
「うん、勿論私は出るわよ。」
立候補をすかのように望が手を上げながら呟いた。