第1章 幼少期
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初日は・・・童心に戻って梵天丸と竺丸、時宗丸と遊んで。
私は見事に疲れて夜には雹牙に膝を借りてグッタリしてます。
体力的に問題無いんだけど長旅の疲れもあるのかな?妙に気疲れしてる。
景綱さんはそれを見て、私が無理したと分かったのか3人に説教なう。
男の子3人の遊びに姫をつれ回すな、って。
いや、割り切ってたんだけど普通の男児は3人ともやんちゃで勢いが凄かった。台風かってくらい
松寿丸と三郎四郎、弥三郎が年齢に合わず大人しかったんだと痛感したよ。
前世でも小さい時は男の子の友達居なかったし、小学生の時も「男の子は元気だなー」くらいしか思わなかったから想定外です。
「市、振り回し過ぎてごめんな」
「ごめんね」
「ごめんなさい・・・」
ありゃ、景綱さんに叱られてしょんぼりした子が謝ってきちゃった
雹牙の膝から頭を上げて座って、3人の頭を撫でる
「大丈夫、よ?ちょこっと、だけ疲れちゃっただけなの」
にこりと笑ってそう言えば、3人に笑顔が戻った
うんうん、君達は笑顔が一番だよ
「市、お詫びってゆーのも変だけど、明日城下に行かないか?」
「美味しい甘味処があるんだよー」
「お兄さんたちも、いきませんか?」
おお?城下へのお誘い?甘味処と聞いて元気になったのが分かった様で、雹牙の視線が痛いよ。
黒羽がその様子に笑って
「姫様は甘味がお好きですからね、良いですよ」
「「「やったー」」」
「市、黒羽、雹牙すまねえ」
「景綱さん、大丈夫よ?」
甘いものは疲れも癒してくれるし大歓迎ですよ。
一晩寝て回復したのかスッキリしてたので梵天丸と竺丸とで手を繋いで城下に散策~
時宗丸は梵天丸と手を繋いで。
保護者3人は後ろに控えております。
「あそこの甘味が美味しいんだよー」
時宗丸が指を指した先のお店は、美味しいのが評判なのか結構人が居る居る
この人数座れるのかな・・・
店に入りオススメを注文して皆で雑談を始めた