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闇に咲く華

第1章 幼少期


「多分、そのおじさんは市の、兄さまよ?梵天丸さま、時宗丸さま」
「俺の事は梵天丸でいいぜ!」
「俺も時宗丸でいいよ!」
「僕も、竺丸って呼んで下さい」
「お市、済まぬのう・・・男児故かやんちゃが過ぎて」
「気に、なさらないで、義姫様」

義姫様が申し訳無さそうに笑う、良いお母様なのね
後ろに控えてる景綱様に頭を下げる

「景綱様、滞在中はお世話に、なります」
「頭を上げてくれ、景綱で構わない。市殿の兄上にはいくら礼を言ってもしきれねえ」
「私も、市でいいよ、市は何もしてないもの」
「妾も母と呼んで良いぞよ?」
「いえ、それは・・・」

義姫様お茶目さんですね、うちの忍は苦笑いしっぱなしですよ?
優しく目を細めて笑う義姫様と子供達
兄さまが正したこの家族達を護る為に、私は何ができるのかな。

明日から黒羽と雹牙と3人で作戦会議ですな
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