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闇に咲く華
第1章 幼少期
「その『人を斬る恐ろしさ』を忘れちゃ駄目」
「え?」
「人を斬るのに何の躊躇いも無くなってしまったらその者は人では無くなってしまう・・・鬼になってしまうの」
「斬った者は・・・どうなりますか?」
「戦では殺さないのは難しい事だと思うの、だから。自分で斬った者の分も背負って生きて行きましょう?」
彦太郎の頬に手を当てて「ね?」と笑いかけたら彼もまたうっそりと女性顔負けの微笑みで。
あれ、何か早まったかなって思ったけどこの際いいや・・・
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