第1章 前編 時の彼女と死の外科医
ドフラミンゴから聞いた情報は、1つを除いて全て知ってるものだった。
その1つというのは、ワンピースを手に入れる条件にはオペオペの能力も必要だということだった。
なんでもトキトキの能力と、オペオペの能力を使ってあることをする必要があるらしい。
詳しいことは実際にそこにたどり着いた者しか分からないため、文献にも載っていないそうだ。
「まぁおれが知ってる情報はレアなものもあるが、もっと深い闇の部分は分からなかった」
ドフラミンゴのもつ文献は途中で破られており、最後の部分は読むことができなかった。
その不完全な情報を元にワンピースを目指した者達は、次元の扉を開いた瞬間死んだ者、ワンピースにたどり着いた瞬間死んだ者、数多くいるようだ。
「どうやらトキトキの能力者が次元を開くには条件があり、またワンピースを手に入れる者にも、何かしら条件があるところまでは分かった」
しかし、それが何かは誰も分からない。
ドフラミンゴは焦る必要なないと、嫌な笑みを浮かべていた。
トキトキとオペオペの能力を、手に入れたとでも思っているのだろうか。
(もともとオペオペの能力で不老不死になることが狙いだったが、ワンピースを手に入れることで似たような効果が得られるのか?…分からん。
てかあの妖精、まだ隠してることいっぱいあるじゃねぇか!絶対私を殺す気だろ!)
ユーリは最初から何かと殺しにかかってくる妖精に対して怒りを感じたが、どうしようもないので諦めた。
因みにその文献は天界にあったようだ。