第1章 前編 時の彼女と死の外科医
そして王宮に着くと、なぜか傷が増えてるユーリに、ドフラミンゴは不審そうな表情をしたがすぐに部下に治療させた。
どうやら殺すつもりはないらしい。
ユーリは治療が終わると海楼石をつけられ、4つのイスがある部屋に通された。
ドフラミンゴはトキトキの能力に身に覚えがあるようだったが、知らない情報もあるようだ。
現にユーリは海楼石が効かないことを知らない。
まぁ油断してくれるのはありがたいので、暫く大人しくしておくことにした。
ユーリはローが海楼石をつけられて、イスに座って意識を失っているのを確認した。
原作通り海楼石をつけてくれた事実にユーリは取り合えず安心した。
そんなことをユーリが考えてると、ローの隣のイスに座らされ鎖で繋がれた。
「フフフ、ローにしちゃぁ随分と良い土産を持ってくるじゃねぇか。トキトキの能力は探して見つかるほど簡単なものじゃねぇからな」
ユーリがイスに座るとドフラミンゴが愉快そうに笑った。
そして幾つかユーリに質問をするが、ユーリは適当にはぐらかし知らないふりをした。
逆にトキトキの力について知ってることがあるなら教えろと、なんともふてぶてしい態度をとっていた。
そんなユーリに気を悪くする様子もなく、ドフラミンゴは口元を歪ませて笑みを浮かべる。
そしてあっさりと話し始めた。
トキトキの能力、ハンデ、刀、オペオペの実との関係、ワンピースを手に入れるのには必要不可欠なことを。