第1章 前編 時の彼女と死の外科医
「…もし、この戦いが終わって……」
…生きていたら、おまえは……
ローは無意識に口にしていた言葉に驚き我に返ると、慌てて言葉の続きを止めた。
そんなローを不審に思ってユーリは振り返ろうとしたが、誤魔化すように長い指が秘部の膨らみに触れてユーリの思考回路を奪った。
「ん…あぁっ!」
膨らみを強く押しつぶすように、時折優しく撫でるように弄ぶ。
暫くそれを繰り返してると卑猥な水音が響いてきて、ローはユーリの首筋に口づけをすると濡れる蜜口にゆっくりを指を埋めた。
「…っ、い…やっ!」
ユーリの身が強張ったのを見て、痛みがあるのかと指の動きを思わず止めたが、どうやら違うようなので再び動きを再開した。
ゆっくりとあくまで丁寧に抜き差しする指先にユーリは戸惑いを隠せなかった。
今までとは明らかに扱いが違う、これじゃまるで……
(恋人にするみたいじゃん)
ユーリは次々と出てくる声を押さえるために唇を噛んだ。
最早ローがどんな意図をもってこんなことをするのか理解できなかった。