• テキストサイズ

時の恋人【ONE PIECE】

第1章 前編 時の彼女と死の外科医



(……んんん?まじで今日はどうしたんだ。いや、そもそも今までがどうしたんだって話だが。……っは!そういえばローは死ぬ覚悟で来てるんだった。と言うことは…何か私に伝えたいとか?…えっ、なにを?)

ユーリが悶々と考え事をしていると、診察が終わったのか彼の手が肩から離れていった。

そして背後からユーリの顎を掴むと、そのまま後ろに向けさせた。

「…結局怒らねェんだな」

ユーリは首が折れると思ったが、ローと目があった瞬間なんとも言えない気持ちになった。


(……どうしてそんな全てを諦めたような、悲しそうな表情を…)


ユーリは目を見開き固まった。

本人は自覚がないかもしれないが、そんな表情されたら、どうすればいいか分からなくなる。

だからローがゆっくりと顔を近づけてきても、拒むことはできなかった。



/ 576ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp