第3章 後編 愛する彼女と死の外科医
ユーリはローが何か取り込み中だったので、1人でブラブラしていた。
(いや、別に怒ってないぞ。うん)
ユーリはあまり自覚してないが、ローが女の人と何やら話してたので少し嫉妬していた。
でもだからと言って話の邪魔をするわけでもないので、1人で回ることにしたのだ。
どうせ話が終れば追ってきてくれるだろう。
「ねぇそこの君、私と賭けをしないか?」
ユーリがフラフラしていると、背後から声を掛けられた。
最初は違う人のことを呼んでいると思って気にしてなかったが、腕を掴まれたので驚いて振り向いた。
振り向いた先には、若い男の人が立っていた。
綺麗な銀髪は腰までウェーブが掛かっており、なんとなくユーリの男バージョンに似ていた。
違うとすれば瞳の色が赤色なところだろうか。
ユーリはキョトンとして男の人を見ていると、男はクスリと笑ってユーリをポーカーのテーブルに案内した。