第3章 後編 愛する彼女と死の外科医
「……この世界で、おれと結婚するか?」
「………………っふぁ!?」
余りにもサラッと言われた言葉にユーリは一瞬理解できなかったが、理解した瞬間脳内でエンダァァァイヤァァのBGMが流れたような気がした。
混乱を極めたユーリの表情は、もうどうなっているか分からなかった。
「おい、そのムカつく反応は何だ」
「…え?…えっと…私…と?」
「……他に誰がいるんだよ」
「…いいんですか?」
「いいもなにも、もとよりそのつもりだった。…まさかおれから離れるわけじゃねぇよな?」
「そんなめっそうもございません」
「じゃぁいいだろ。ということで明日するぞ」
「あ、明日!?」
なんとも急すぎる展開にユーリは開いた口が塞がらなかった。
話を聞いてみると、既に式の準備は全部終わってるらしい。
一体いつの間にそんなことをしていたのか謎だが、早すぎる行動力に驚きを隠せなかった。
まぁ親もいないし二人だけで式を挙げるのだから、土日にこだわる必要もなく、平日なら予約も準備もすぐにできたのだろう。