第3章 後編 愛する彼女と死の外科医
「ほんと彼女さん一筋なんですねぇ。それなら彼女さんと一緒に撮らせてくださいよ」
「そんなことをしてみろ。男が群がってくるに決まっている」
「ちょ、どんだけですか!あぁーなんか彼女が凄く気になってきた」
そんなこと言ってくる男をローは睨みつけた。
「別に下心はないのでそんな睨まないでくださいよ。…しかしそんだけ好きなら将来結婚もするんですか?」
「……結婚?」
男の言葉にローは暫く考え込んだ。
そういえば忘れていたが、そんなイベントがあったような気がする。
向こうの世界だとそんなものとは無縁だったので今まで気にしてなかった。
海賊相手にそういう商売をする奴もいたが、名が知れれば知れるほどそう簡単に式などあげれるはずもない。
過去に海軍に邪魔されて散々だったと言っていた海賊がいたような気がした。
「あれ?もしかして何も考えてない?本気ならちゃんと捕まえてないとすぐに逃げられちゃいますよ」
「……」
冗談か本気か分からない男の言葉にローは眉間にシワを寄せるが、再び考え込んでいたのであった。