第3章 後編 愛する彼女と死の外科医
クリスマスも終わり世界は新しい年を迎えようとしていた。
前日に行われたハートの海賊団による宴はそれはそれは盛り上がった。
ユーリ、アマネ、シズの酒豪三人に酔い潰されるクルーの数はかなり多かった。
因みにアマネとシズにクリスマスのことを謝られたのだが、ユーリも酔っぱらって迷惑を掛けたのでお互い様ということになった。
「ちょっとーキャプテンとユーリがお揃いのネックレスしてるわ!まったくアツアツなんだから」
そう茶化すアマネの言葉に『呪いのネックレスだがな』と2人の声が重なった。
気になったので詳しく話を聞いてみると、なんとも面白い内容にクルー達は爆笑していた。
そしてローを茶化してくるクルー達に鉄拳を加えると、相変わらずの表情で酒を飲んでいた。
隣にはそんなローのネックレスを触っている彼女もおり、なんとも微笑ましかった。
似てないようで似ている、そして仲が悪いようで仲の良いそんな二人の様子は周りを和ませるには十分だった。
「まったく皆酒弱すぎでしょ。張り合いがないわ」
「あー疲れた。そろそろ寝ようぜ」
それから日付も変わろうとする頃、酔い潰された人数がほとんどを占めてきた。
そしてアマネとシズの言葉を最後に宴はお開きになったのだ。