第3章 後編 愛する彼女と死の外科医
次の日、ユーリが目を覚ましたのは昼過ぎだった。
起きてすぐ激しい頭痛に襲われていたが、なんだか身体中に違和感があった。
なんなんだと思っているとソファーに座って本を読んでいるローが目に入った。
「……ん?」
ユーリは昨日の記憶を辿っていた。
確か普段から飲まない量を飲んで、そして……
「あぁああぁああ!?」
ユーリはベットに倒れ込み、己の失態と目の前で優雅に本を読んでいる奴がやらかしたことを思い出していた。
(なんで覚えてる!?まったく役に立たない記憶力だなおい!どうせなら忘れてくれよ!!)
ユーリはベットをのたうち回っていたが、身体の至ると事が痛かったので取り合えず再生の力を発動した。
ちゃんと事後処理はしてくれていたようだが、痛いもんは痛い。
こんな理由で能力を使うと思っていなかったユーリはため息を吐いた。
(まてまてまて、これ自分自身だと一回限りじゃないよね?前に料理の練習してて手を切った時も能力使ったし。え?無限に回復できるってことは、ちょっと無理しても
こいつなら大丈夫じゃね?って思われてそう。うぉぉぉぉぉ!冗談じゃない!)
ユーリは体調が全快したのをいいことに、更にベットの上で暴れていた。