第3章 後編 愛する彼女と死の外科医
ローは一瞬眉をひそめてその薬を飲み干すと、背後からユーリに覆いかぶさった。
「…気を失うなよ?息だけはちゃんとしろ」
「なっ!?やめっ…待って、ア…ッッア゛ッァアア!?」
ユーリの静止の声も聞かず、ローの凶器が後孔に突き入れられた。
体重を掛けるようにぐぐッと押し込まれると、すっかり解れているそこは容易に受け入れた。
ユーリの悲鳴が響き渡るがローは気にせず腰を押し進めた。
「…ッ…落ち着け。引き千切る気か」
ローはギチギチに引き締まる後孔に顔を歪ませると、額から汗が流れ落ちる感覚がした。
そしてふと時計を見ると、もうすぐ2時間が経過するのが分かった。
「う…ひっくッ」
ユーリに視線を戻せば、普段あまり泣かないユーリが涙を流していた。
「…どうした?」
根元まで押し進めた熱い楔をゆるゆる動かしながら、ローはユーリに問いただした。
「あっ……なんで私はっ…何時もこんな目にっ」
ユーリは熱に浮かされた表情でボソボソと話し始めた。
その言葉をギリギリ邪魔しない程度に動いていたローだったが、一度その動きを止めた。
「…ふっ…優しくしてよっ……私だけを見て…1人にしないで……」
普段のユーリなら絶対言わないだろうその言葉。
ローは口元に笑みを浮かべた。