第3章 後編 愛する彼女と死の外科医
「……んう!?」
ユーリがローから降りた瞬間ベットに押し倒されて口を塞がれた。
差し込まれた舌が口内を荒らし、呼吸を吸い上げる。
「ちょ、やっぱり止めるからどいてください。てかお兄さん誰?」
顔を逸らし口づけから逃れると、ユーリはローを押しやり憤慨していた。
「…へェ?散々誘っといてそれはねぇだろ。さっさと足を開け」
ユーリの言葉にローも完全にキレてしまった。
そもそもユーリが口説きまくっていた事実を聞いた時からキレていたが、先ほどのユーリの言葉は完全にローの地雷を踏んでしまったのだ。
相手が誰かも分からず誘いを掛けるユーリには、色々と思い知らせる必要があった。
「…っ!?がはっ…けほっ」
ローはラミアに頼んでいた薬をユーリに無理やり飲ませた。
当然抵抗したユーリは少し吐き出したが、ほとんど飲み込まされしまった。
「効果は二時間後だ。それまで精々可愛がってやるよ」
そう笑いながら言葉を発するローは、完全に目が据わっていた。