第13章 Always thinking unto them.
ご飯を食べてる時も
「きょうなにー!?」
「今日はなんと!切り干し大根よ!」
「げー!!」
「へ!?きり…?なに?」
「!?き、切り干し大根……。あなたそんなに切り干し大根好きだった?」
「きり……すき……」
「……ねぇ、ひよこ。ほんとに大丈夫?」
「顔、赤いよ?」
「かぜひいたのかな……。」
「ご飯食べたらすぐ寝なさいね。」
「う、うん。そうするね。」
その日は、ベッドにはいるとまたあのシーンが繰り返されて、
『冗談じゃない。』
『俺、』
「っ……!」
ぼふんっと枕に顔を埋める。
明日どうしよう…。学校……。
何も考えないようにとぎゅーっと目を瞑ると、案外すぐ眠れてしまった。