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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第5章 私立リアリン学園!序章




それからは、四苦八苦しながら、なんとかこなしていく日々が続いた。

夏期講習ということもあって、授業内容はあらかじめ決められているので、マニュアルに沿って進行していく。

なので、自身で授業の組み立てを考える必要がないので、気負わずにいけるのだけど。

予想外に、教える内容以上の質問をしてくる生徒達の多いことに、驚く。

私もそれに答えられるようにと、授業の空き時間や休みの日には机に向かいっぱなしだ。

私、学生時代よりも勉強してるかも?

一心不乱に打ち込むことのできるものがあるって、すごい。

素晴らしいことだよね。

参考書片手に、しみじみ思う。

教えることの楽しさ、難しさ。

私は、やっぱり教師が向いてると実感した。

教育実習の時は、緊張しっぱなしで、何がなんだかわからないまま、あっという間に過ぎてしまったから。

今、こうして、教えることにやりがいを感じていて、もっと頑張ろうと思える。





それからまた数日が過ぎて―――。

最近は、ゼミでの評判もよく、担当授業が増えたので、メイドカフェのバイトを減らすことにした。



『また来るね』



そう言った、あのアイドル君のことが、時折、頭に浮かぶけれど………。

恋だ、愛だと、言ってる場合じゃない。

今は、私自身を磨くために、頑張らなきゃ!







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