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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第34章 私立リアリン学園!13時間目~レイヴィス~




「ありがと。楽しみ………あっ、と、でも今借りてる本あるんだよね。早く読み終わらないと」


「借りてる本?」


「うん、これ」


そう言って、一冊の本を手にし、すっと目の前にかざしてみせた。



「競技かるた入門?何、かるたに興味あるの?」


「かるた部の顧問なの」


「かるた部?そんな部あったんだ」


「それ、皆に言われる」


マインは、クスクスと笑いながら本をしまい、代わりに日本史の教科書を取り出す。



「かるたって、百人一首?」


かるたについては、よく知らない。けど、マインとの会話を終わらせたくなかった。なんとなく、そう思った。だから、聞き返してみた。



「よく知ってるね。私は初め、『犬も歩けば棒にあたる』ってのかなって。でも、これは、ことわざかるただって。アルバートに鋭く指摘されちゃった」


「アルバート?」


「かるた部なの。さっきの本もアルバートが貸してくれたんだ」


マインは、何の気なしにそう話しながら、補習の準備をしている。



………アルバート=ブルクハルトか。二年一組、隣りのクラスだ。

そういえば、何日か前、停学になってたな………それって、いつだった?







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