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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第34章 私立リアリン学園!13時間目~レイヴィス~




~葛藤 レイヴィス目線~





補習を受け始めて、一週間が経とうとしている。

別に日本語に不自由しているわけではない。日本史も古典も、前の学校では選択科目として受けていたから、ある程度の知識はある。編入試験の成績も悪くなかったはずだ。

それなのに、教頭のジルは、目前に迫った定期テストの成績を懸念して、補習を提案してきた。当然、必要ないと断った。

だが、すぐに黙って補習を受け入れていればよかったと後悔した―――。

定期テストの難易度がどれほどのものか、転入してすぐの試験がどれほど重要であるか、とうとうと語って聞かされたのだった。

………いつ終わるんだ、これ?

そう思いながらも、黙って聞いていた。不本意な転入生なはずなのに、こんなにも親身になってくれている。もちろん、学園のために落第生を出したくないというのもあるだろうが………なによりも、教育への熱意を感じられたからだ。

延々と続く説教を聞きながら、こういうのも悪くないと思った。

その後、補習の教師がマインだと聞かされた。今学期から赴任してきたばかり。しかも、教師になりたてだ。つまり、新米同士をあてがったってわけだ。







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