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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第34章 私立リアリン学園!13時間目~レイヴィス~




「いつからいたの?全然気づかなった。私達の話、聞こえてた?」


「入口からここまで歩いて来る間に丸聞こえ。人の噂話する時は、もう少し声潜めたら?」


………やっぱり、聞かれてたんだ。けど、聞かれて困る話はしてないから、開き直って言い返す。



「ほめてたんだよ。悪口じゃないからいいじゃん!」


そんな私をチラリと見、目が合ったかと思うと、すぐに顔を逸らされる。



「ユーリ、部長が探してた」


「あ、やばっ、そうだった!はいはーい、すぐ行く!」


ユーリは、ウィンクしながら手を振って、急いで走り去って行った。



―――ユーリがホールから出て行った後、そっと見上げると、いつもの冷めた目をしてこちらを見ていた。

さっきまでユーリがいたから、和やかだったけど………ずっと冷ややかな雰囲気が醸し出されていて、なんだか気まずい。



「今度は、オケ部探ってるの?」


「探ってるって………そんなわけないでしょ。気になったから見に来ただけ」


「気になったって、何が?」


「レイヴィスが、また、なんか………その、昨日みたいなゴタゴタになってないか心配だったから」







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