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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第34章 私立リアリン学園!13時間目~レイヴィス~




「あれっ、シド?うわ、久しぶり!学校に来てなかったよね?どうしてたの?」


「ダリイ時は来ねえんだよ」


「またそんなこと言って。学校はね………」


と、言いかけてやめる。

そうだ。シドは、勉強するためにこの学園にいるのではなかった。



「それはそうと、お前、俺に何か言うことあんだろ」


「え、あっ!!」


そうだ、忘れてた~~~!!!

借りてたデバイス、アーサーに壊されちゃったんだった。

どうしよう。う~~っ、どこから話せばいいんだろっ!



「三時間目にいつもの場所に来い」


「へ?」


それだけ言うと、シドは他の生徒達とは逆方向に向かい、玄関を抜けて外へ出て行った。

三時間目は、今日の私の空き時間―――時間割を把握してるってことか。

そして、いつもの場所。これは、裏庭のことを言っているのだろう。



キンコンカンコン~ ♪



チャイムの音にハッとして、生徒達の流れとともに急ぎ足で職員室へと向かった。







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