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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第34章 私立リアリン学園!13時間目~レイヴィス~




「今日、補習出られない。明日からは、ちゃんと受けるから」


「オーケストラの練習があるから?あの、あれからどうなったの?皆と仲良く………っと、そんなすぐ仲良くなるわけないよね。でもさ………」


「お前には関係ない」


短くそう言うと、レイヴィスは背を向けてさっさと歩いて行ってしまった。

その冷めた態度に呆気に取られる。

昨日のことを聞かれたくないし話したくないと、最初から思ってたんだろうね。でも、聞かずにいられないのが私だし………。

そんな言い訳を心に浮かべながら、去って行くレイヴィスの後ろ姿をジッと見つめる。



ん、あれ?

つまり、レイヴィスは、補習をお休みするって伝えるために、ここにいた?

―――私を、待ってたってこと?



「いつのまに泣き虫ぼっちゃんから乗り換えたんだ?」


背後斜め上から、低い、からかい口調の声が響く。



「ちょっと、乗り換えって何よ!?おかしなこと言わないで!」


振り向きざまに反論する。

そこには、意地悪そうに目を細めたシドが立っていた。







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