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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第34章 私立リアリン学園!13時間目~レイヴィス~




~解明~





次の日―――。

清々しい朝の空気をいっぱいに吸い込み、学園へと歩いていく。

IDをかざして正面玄関を抜けると、少し先の廊下で、壁に背を預けて本を読んでいるレイヴィスの姿を見つけた。

まるで、そこだけ時間が止まっているかのような空気感―――。

誰もレイヴィスに話しかけようとしない。というか、話しかけられる雰囲気じゃないもんね。

なんというか、独特のオーラを身にまとっていて、人を寄せつけない感じ。

なんであんなとこで本読んでるんだろう?誰かを待ってるのかな?

と、不意に、レイヴィスが顔を上げて、こちらに向き直った瞬間、目が合った。



「おはよ」


レイヴィスが、ポツリとそう呟いた。



えっと。今のって………私に言ってる?

キョロキョロと周りを見渡す。

そうしているうちに、レイヴィスが歩み寄ってきた。



「お前に言ったんだよ」


………!

やっぱり、私にだったんだ!

先生に向かって『お前』は、ないだろうって言いたかったけど、感情のない冷たい表情をしているのを見て、言葉を呑み込む。







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