第32章 私立リアリン学園!12時間目~アルバート~
「ああ、新任とは思えない出来だな。しかし、問題数が多過ぎないか?これを受ける生徒が気の毒だ」
「気の毒なのはクロード、貴方の方ですよ。今日一日で、これを作成しなければならないのですからね。今夜は徹夜でしょうかね」
満面の笑みを浮かべ、腕組みをしてクロードを見やるジル教頭………怖いなあ。
そんな二人のやり取りを尻目に、1時間目の授業の準備を済ませ、職員室を後にする。
テスト作りも終わり、今日からかるた部に行ける。
けど、今日も太宰さん一人なのが目に見えてるなあ。
楽なのはいいけど、やりがいがまったくないってのは、問題だよね。
どうにかならないかなあ………。
あ、そうだ!
いいこと思いついちゃった!