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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第29章 キミとおうちで〇〇〇デート【おそ松/デート松】


《おそ松side》


言っちゃった! もう、ぶっちゃけた。見たくもないDVDを見ながら、チャンス伺うのとか、めんどくせぇし。俺って、自分に正直に生きるタイプだし!

「えっと……」
愛菜は何と答えていいのか分からないようだ。

真っ直ぐな男らしいお誘いに心臓ぶち抜かれちゃったんじゃね?

俺は爽やかに笑う。
「じゃあ、行こうか」

「え? どこへ?」

「ベ ッ ド」

決まった! 完璧だ。手を取ってベッドに誘導すれば、愛菜も付いてく……ん?

愛菜の腕を引っ張るが、彼女は動こうとしない。

ん? あれ? あれぇ〜?

「愛菜! どしたっ? おいっ!」
思いっきり引っ張るが、愛菜も負けじと足を踏ん張って抵抗する。

「おそ松くん! なんでこの状況で私が素直に付いていくと思うのっ!?」

「なんで!? ちゃんと誘ったじゃん!」

「ぶっちゃけすぎでしょ!? あんなの聞いて、『じゃあ、おそ松くんとえっちしよ♡』てその気になると思う!?」

「え、ならねーの?」

「不思議そうな顔しないで! ならないに決まってるでしょ!?」

ええっ、ならねーのかよ! 

「え〜! 愛菜、お前、ほんっとワガママだなぁ〜」

「なんで!? 今の会話のどこにワガママ要素があるの!?」

「もういいじゃん! まどろっこしいことしてても時間もったいないだろ!? 俺はヤリたいの! 限界なの!」
ぐっと引っ張ると、ますます頑なに抵抗する愛菜。

「おそ松くんのそういう言い方が嫌なの! もっとムード出せないの!?」

ムード?

俺は手を離した。

ムードって、その気にさせることだよな?

「んじゃ、俺がここで全裸になればムード出る?」

「出ないっ!」

「じゃあ、エロ動画でも見る?」

「なんですぐそっち方向に行こうとするの!? そうじゃないでしょ!?」


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