第17章 近過ぎたキミ②(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠
「ライバル自分で大量生産の危機…」
こんな可愛いのが
エロくなったら
狙われるに決まってるじゃん?
『ライバル?バレー?
今は私の事考えて欲しいんだけど?』
オマヌケ。
バレーの事だったらマシだったよ
「姫凪の事しか
考えてないよ…」
姫凪を膝から下ろして組み敷く
「姫凪…オレ…」
そこまで言った所で
鳴る携帯
俺の?
いや、違う。
「姫凪、電話?」
『ううん。LINE…
多分お友達だよ…
学校休んだから…ねぇ?
続きは??』
「見れば…?」
もしかして。
ふわりと過ったら止まらない
嫌な予感が膨らむ前に
「見なよ?誰?」
融かしてよ。
『ん?うん…』
姫凪がアプリを開いて
確認する顔をジッと見る
やばい。これ。
『あぁ…うん。平気』
"ただの友達"じゃないよね。
「誰って聞いたよ?」
『あ…うん…あの…』
"言い難い相手"なんだ。
「言えない人?」
『そんなんじゃなくて!
説明が難しいっていうか…』
そんな相手が居る事
オレは知らない
さっきの今でシッカリ残ってる
記憶の中の爽やかな笑顔
「烏野商店街の人?」
『え!?』
ビンゴ、だね。