• テキストサイズ

夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第74章 キミのトナリ オレのトナリ(及川徹)


熱めのお湯が
肌に噛み付くようだけど
気持ち良い

湯気の向こう鏡の中の私には
徹が付けた赤い華が
アチコチに咲いている

幸せだった
こんな気持ちになる事なんか
友達の時からでも無かった

ただの友達なら
こんな気持ち
知らずに済んだのかな?

ポタポタ落ちる涙が
湯船に落ちて沈む
形が見えるようで悲しい

少しの逆上せてしまったのか
頭がやたら重たい

フラフラしながら
お風呂を上がると

ガサゴソ何か物音がする

お母さん?
いや、夜勤だし…

まさか  泥棒!?!

慌てて身体を拭いて
部屋着を着て
お風呂場のドアを薄くあけ
音のする方向に目を凝らす

寝室じゃなさそう
客間でもない
リビング?キッチン?
どっちにせよ
金目の物はソコにはない
荒らされても被害はないだろう

今のうちに寝室の
貴重品を持って玄関から出て
警察に連絡…って!
携帯リビングだ!
お隣さんに電話を借りようか
でも、留守かも…
交番までは遠いし…
/ 4690ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp