第74章 キミのトナリ オレのトナリ（及川徹）

あ、また…アレ、だ…
さっき覚えた快感に
身体が震える

徹の長い指が
下着を持ち上げ
できた隙間から
割れ目へと入って来た

クチュ…ヌチュ…

エッチな音を立て
指が奥へ奥へ入って来る

「こらこら…力抜かなきゃ
もっと奥でしょ？
オマエが好きな所…は」

『ヒャ、ぁ！』

ゆっくり擦られてた肉壁
進んで来てた指が
一気に奥を引っ掻き
堪え切れなくなった声が
唇を割る

「可愛い声…でも、ココだと
チョット響くから
静かにね？
塞いであげるから、さ」

その割れた唇に落ちてくる声と
すかさず重なる唇

暖かい舌の感触が
私の舌に直接重なり
身体の力が
またゆっくり抜けていくのが分かる

「可愛いね、姫凪は…
ほら、姫凪からも
絡めて来てよ
出来るだろ？」

甘い言葉に抗えるはずもなく
再び重なった唇の奥へ
舌を伸ばし
徹の舌に絡めて吸い上げる

こんな事恥ずかしいのに
止められない
止めたくない