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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第74章 キミのトナリ オレのトナリ(及川徹)


姫凪の声をスルーして
散らばったメイク道具の中から
薬用リップをつまみ上げ
自分の唇に薄く塗る

『私じゃないの?!』

「自分で塗れるんじゃないの?」

『…!!徹の意地悪!
塗れるから!返して!』

「嫌だね、バーカバーカ…
塗ってあげるって
言ったじゃん…おいで?」

姫凪の後頭部を優しく抑え
さっきより深く唇を合わせる

藻掻く小さな頭が
次第に大人しくなって
小さな手が俺の洋服を
ギュッと握る

「…どうしたのさ?」

『だって、ドキドキして
死にそ…』

「これくらいで死んでどうするんだよ
もっと凄いこと
これからイッパイするのにさ?」

頬に指を滑らせて
ユックリ顎を跳ね上げ
白い首元に優しく噛み付き
赤い華を咲かせる為に
吸い付くと
擽ったいと身体を攀じる

"大人しく"と目で訴えかけ
更にキツく吸い付き
唇を離すと
白にポツンと残る赤い華

「綺麗に付いたよ
見てみるかい?」
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