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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第73章 ♑瞳を閉じても②(赤葦京治)完結


「…あんまりにも
姫凪が、らしくなくて
帰せなかった…」

少しスピードを上げ
街の風景を吹き飛ばきながら走る

「…木兎さん
失礼だとは思いますが…」

見た事がある景色は
あっという間に過去になり

「分かって走ってます…よね?」

「…ん?」

見覚えどころか
見た事もない景色が広がるフロントガラス

「…赤葦、すまん」

「ちょ、待って…」

「ガチのヤツ…だ」

ユックリ止まった車を
尖すぎる太陽の日差しが照らしてる

「ガチ…とは?」

「…迷った」

「…はぁ!?
まさかとは思ってましたが
一体なにを…!
あの自信満々な態度を信じた
俺がバカでした!
兎にも角にも
現在地を調べないと…!」

乱暴にドアを開けて
外に出ると

「…??」

足下に街が広がってる

「夜ならシュチュエーション
バッチリなんだよ、ココ」

「…そうでしょうね」

「落ち込んだ姫凪が
喜ぶと思って連れて来たんだ」

「喜んだでしょうね」
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