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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第73章 ♑瞳を閉じても②(赤葦京治)完結


濡れたままの髪の毛のせいで
いつもと雰囲気が違ってて
いつの間にか
心の奥底に封印してた記憶が
蘇ってしまう

そう、それは

『…泣いてない、よ』

「嘘つけ!
俺が着替えたばっかのTシャツ
グチョグチョに濡らしといて
…なんか、エロいな!!
姫凪エローい!」

『光太郎が勝手に言ってるんでしょ!』

付き合っていた時の
甘くて柔らかくて
暖かい想い出

いつも私が寂しかったり
辛かったりしたら
さりげなく笑わせてくれて
それが凄く幸せだった事を
思い出してしまう

「こら、そんな顔すんな
理性保てなくなる」

私の顔を隠した手が

「…早く素に戻れよ
じゃないと…
マジで、強引に奪い返すぞ
俺はまだオマエしか
見えてねぇんだから、な!」

私の肩を掴み
ふかふかのラグの上に
押し倒し

『光太郎…』

「姫凪…
今日、泊まって行け
帰したくねぇ」

私の頭を撫でながら
オデコからユックリ下に向かって
唇を滑らせる
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