• テキストサイズ

夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第73章 ♑瞳を閉じても②(赤葦京治)完結


「やった!
シャンプーは…
姫凪ちゃんがしてくれるなら
して欲しいなー」

相変わらずの懐っこい笑顔で
私の顔を覗き込んでくるアキラさんに

『いや…マッキーに…』

上手く笑顔が作れない…じゃ
さっきまでと変わらないじゃん!
怒られたばっかなのに!

今は仕事中
今は仕事中!!

「俺今からパーマの補助でーす」

「じゃあ、姫凪ちゃんお願いします」

『は…はぁい!
こちらへどーぞー』

頭の中の余計な事なんか追い出して
チャントしないと!

営業スマイルと空元気で
アキラさんをシャンプー台に通して
準備を進めていく

座席を倒して
顔にタオルを乗っけて
程よく暖かくなったお湯で
髪の毛を流していく

『痒いところはございませんか?』

「ないよ」

『では、流しますね~』

モコモコ泡立ったシャンプーは
家の香りとは違うのに
昨日の夜のバスタイムが
思い出されて
また気持ちが落ち込んで
タオルでお客様に顔が
見えないのを良いことに
眉毛がユックリ下がっていく
/ 4690ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp