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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第72章 ♑瞳を閉じても(赤葦京治)


木兎さんが一緒だと
なかなか抜け出せないのを
知ってる姫凪さんらしいけど

「もっとワガママ言ってくれて
良いんですけどね…」

糖度低めなやり取りに
少し愚痴が溢れる

昔はもっとワガママを
言い合ってた気がする
お互い大人になったと言えば
それまでなんだけど…
小さな穴が空いてるように
心がスースーする

昨日シッカリ抱き合ったはずなのに
俺が退化してるのかな
シッカリしないと、な。

「トイレ長いんちゃーう?
モテモテのあかーしくん」

トイレの鏡の前で
前髪を弄る
俺の背後に現れた宮侑

「そっちがドシャットするからだろ
空気読めよ…
で?木兎さんは?
あの中の誰かお持ち帰り?」

「赤葦もドシャットせぇや
興味ゼロやのに適当に合わせてたら
痛い目合うで?
それと…木兎クンは…なぁ…」

なにやら歯切れの悪い声に
嫌な予感が止まらない

「戻ろうか」

「シレッとフェイドアウトのが
エエ思うんやけど…」

「荷物も金も席に置きっぱなしだし
とりあえず一旦戻ろう」
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